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特性の見方

感度

 
マイクロホンに加わる音圧1Pa*(=1N/m)のときの、出力電圧(mV)で表わします。また、1V=0dBとして、dBで表示することもあります。
なお、感度は、マイクロホンの開回路電圧(出力端が開放)ですので、接続されるミキシングアンプなどの入力インピーダンスが低い場合、実際の感度が得られないので、注意が必要です。
*音圧1Paは音圧レベルで94dBSPL(0dBSPL=0.00002Pa:1kHzの音の最小可聴値)

 
雑音

マイクロホンの雑音は等価音圧レベルで表します。マイクロホンに音が加わらない(無音)とき、マイクロホンが出力する雑音を、あたかもそれと同等の雑音が音波としてマイクロホンに加わっているかのように、音圧に換算した値(音圧レベル[dBSPL])です。雑音は、聴感補正特性(A特性)のフィルターを通して測ります。A特性とは、人間の耳は低い音や高い音に対し感度が低く聞こえにくいことから決められたものです。

このように雑音を入力に換算した音圧[dBSPL]で表すと、実際の使用状況での目的音の音圧[dBSPL]がわかれば、引き算することにより、マイクロホン出力でのSNが即座にわかり便利です。また、小さな音の収音の場合、マイクロホンは収音できても、接続されるミキシングアンプなどのノイズが優先してその雑音に埋もれ収録することができない場合があるので、収録系統のレベルダイヤを考慮する必要があります。

周波数特性(F特)

横軸に周波数[Hz]、縦軸に感度[dB]のグラフで表します。縦軸は、1kHzときの感度を0dBとした相対値で表すこともあります。この場合、図中や仕様に0dBの値が記載されています。この特性図からマイクロホンに入力する音波の周波数に対する出力の変化がわかります。たとえば、このマイクロホンは、低い音を良く拾うとか、高い音を良く拾うとか、また、数kHzにピークがあるので明瞭度のある収音ができるとかがわかり、マイクロホン選びの判断の材料になります。

周波数特性は、マイクロホンの軸方向(音源に向ける方向、通常は指向軸方向:0°)のほか、90°、180°も同じグラフに描かれている場合があります。このグラフから周波数に対する指向特性の変化の概略がわかります。たとえば、高い音では指向性が鋭く目的音を良く拾うが、低い音に対しては全指向性に近くまわりの音まで収音するというようなことがわかり、どのような音の収音に使うかでマイクロホンの選択の判断として使用できます。

ポーラパターン

 
マイクロホンの軸方向を0°とし、原点からの距離を感度にとった極座標で表します。このグラフから音波の入射角に対するマイクロホンの感度を知ることができます。感度は指向軸方向を0dBとした相対値で表します。周波数250Hz、500、1kHz、2、4、8、16など1オクターブおきの特性を重ねて表示することもあります。また、マイクロホンの指向性が左右対称の場合0°~180°の範囲(半円)で表示する場合もあります。グラフの形状から、目的音以外の間接音をどのくらい拾うか、また、指向性のメインローブのほかサイドローブの方向がわかり、不要音の抑圧効果などを知ることができます。
最大入力音圧レベル

マイクロホンに入力する音の大きさを徐々に高めていき、出力が許容される全高調波ひずみ率(THD)に達した時の入力音圧レベルで表します。許容されるひずみ率は、聴感上音質を損なわない値として、0.5%や1%をとります。この最大入力音圧レベルは、大きい音を収録するとき注意する必要があります。しかし、目的音が、使用マイクロホンの最大入力音圧レベル以上でも瞬間的にこの値を超える場合は、聴感上特に問題ないと考えられます。また、感度の高いマイクロホンで大きな音を収音する場合、マイクロホンに接続するミキシングアンプなどでひずまないか、収録系統のレベルダイヤに注意が必要です。